4800万円損害賠償裁判

 原発建設予定地の田ノ浦で初めて、中国電力が海の埋立の準備工事を進めようとした、2009年11月5日。田ノ浦ではコンクリートブロックを積んだクレーン台船2隻と浚渫船1隻が工事を強引に始めようとしました。祝島の人々と、応援に来た人々による抗議行動で強引な工事を止めていました。

 

 中電は11月5日~11日の間に損害が生じたとして、祝島島民2人と市民2人に対して、損害賠償4800万円を請求する裁判を起こしました。

 

 2009年の12月から訴えられてから、まだ中国電力は4800万円の損害という根拠を示していません。 裁判が続けられていること自体が不思議に思えるほどです。

 

 工事に来ていたとする浚渫船も7日には帰っていましたし、訴えられた一人、岡田和樹さんは7日に中電側の作業員に怪我を負わされ、それ以降は病院で入院していました。中電側の工事を妨害をされたとした証拠写真も日時と場所が分からず、原告として裁判所に来ている中電社員も、現場であったことは何も把握できていません。

 

 さらに、4800万円の損害という主張だったのが、見積もりと実際にかかった費用に差があった。という理由で3900万円に引き下げました。とてもいい加減です。

 

 中国電力にとって裁判の内容は重視してなく、市民の声を権力やお金、脅し、時間的な拘束、疲労などで潰すことを目的とした訴訟。いわゆるSLAPP訴訟です。

  (SLAPPとは〝Strategic Lawsuit Against Public Participation〟の略)

   

(山口地裁裁判所前にて、傍聴にならぶ人たちによるメッセージ) 

 アメリカなどでは、裁判がSLAPP訴訟だったということが分かった時点で、その訴訟は無効にされます。

 

 この中電が起こした4800万損害賠償訴訟を続けさせることが、SLAPP裁判を認めてさせてしまうことになります。このSLAPP裁判に対して、一人ひとりの声を大きくしていくことが今、とても必要なことです。

 

→SLAPP裁判の日程へ

 

訴えられている4人の紹介

橋本久男(はしもと ひさお)

漁業 大工

山口県上関町 1952年生まれ

 福井県敦賀原子力発電所2号機で配管作業に従事。防護服を着ての作業を経験し、被曝者を生み出している危険性を痛切に感じ、原子力とは共存はできないと考える。祝島では以前はタテ網漁やタコ壷漁、現在はイカス漁、素潜りなどの漁業を行い、祝島の他の漁師さんとともに、中国電力からの巨額な補償金を30年拒否し続けている。2009年からの中国電力による強硬な埋め立て工事に対し、24時間態勢で一日も欠かさず海上での阻止行動を続け、命をかけて建設予定地の田ノ浦の海を守ってきた。趣味はやっぱり素潜り。

 

 

清水敏保(しみず としやす)
海上運送業 

上関町議会議員

上関原発を建てさせない祝島島民の会代表
山口県上関町 1955年生まれ

上関原発建設計画が持ち上がって以来30年にわたり一貫して反対してきた。美浜原発と敦賀原発への視察旅行で地元の方ともふれあい、地元が原発によって発展しないと実感。また度重なる不祥事を起こす電力会社を信用できなくなる。その後、上関町議会議員に立候補。現在に至る5期の議会の中で、上関原発について毎回質問・抗議し、あわせて国・県・中国電力にも抗議している。周辺自治体会議に上関原発反対を要請している。趣味はスポーツ、野球。

 

 

岡田和樹(おかだ かずき)
農業 水辺教室講師
広島県三原市 1986年生まれ

生まれ育った瀬戸内海に残された手つかずの干潟に、2005年、埋め立て計画が浮上、自分たちの世代にこの貴重な自然を受け継ぎたいと干潟保護運動をはじめ、計画は取り下げられる。その後、同じ思いで2009年から上関原発建設反対運動に参加、「上関原発を考える広島20代の会」を立ち上げたり、シーカヤックで海上阻止行動や中国電力本社前での抗議のハンストやデモなどを行う。瀬戸内の自然を生かした有機農業をしながら、子どもたちに自然の大切さを知ってもらおうと、干潟や川での観察会も続けている。趣味は山菜採り。
                                     

 

 

原康司(はら こうじ)
シーカヤックガイド ダイドック冒険学校主宰
山口県周防市 1972年生まれ

アラスカやアマゾン川をシーカヤックで冒険中にアラスカで出会った先住民に生まれ育った故郷の大切さを教わる。その後地元に帰り瀬戸内を縦断中に、美しい瀬戸内の原風景や生活文化を色濃く残す祝島に出会い、感銘を受け、シーカヤックで祝島の漁師さんたちの漁船とともに海上での原発反対行動をはじめる。主宰する冒険学校では子どもたちにアドベンチャー体験を行なっている。趣味は百姓仕事。
                                     

 

→4人の意見陳述へ

ご協力のお願い

訴訟には弁護士費用、裁判所への交通費等多大な出費がかかり、またその間は仕事もできません。この訴訟にかかわる費用へのカンパを募集しています。ご協力をよろしくお願いします。

 

振込先
上関原発を建てさせない祝島島民の会

 

銀行振込
ゆうちょ銀行 加入者名 祝島島民の会

店名 一三九 当座 0067782

 

郵便振替
加入者名 祝島島民の会
口座番号 01390-4-67782

 

*郵便振替の方は裁判へのカンパとお書きください。
*領収書が必要ない方は、その旨を通信欄にご記入ください。

 

連絡先
中国電力スラップ訴訟止めよう会
(ストップスラップの会)

 

住所 広島県三原市高坂町真良1015
電話 0848-66-3592

 

 

 

 

 

 

 

ホームページ作成協力

 

写真・映像提供 東条雅之 

スナメリチャンネルより

 

中国電力スラップ訴訟止めよう会

 

制作者 岡本直也(祝島在住)