イベント告知や報告などなど

 主に上関原発と、4800万円損害賠償の被告4人に関わる情報や取り組み、ニュースやイベントの告知をしていきます。

 

 (私情でしばらく更新できていなかったことお詫びします。)

勝利的和解!

 8月30日、6年8ヵ月に及ぶSLAPP裁判が勝利的和解で終えることができました!中国電力は損害賠償の請求を破棄し、これからの反対運動にも影響しないという内容でした!

 その詳細と当日の報告をさせて頂きます。

 

 (山口県庁前で埋立免許の撤回を訴える祝島島民や全国の人々)

 この日、裁判所に行く前にSLAPP訴訟の応援者たちは、山口県庁にたちよりました。2012年に失効されるはずだった田ノ浦湾の埋立免許。中国電力は福島の原発事故が起きてからも、上関原発の新規立地のためにと交付者である山口県に延長を申請していました。県は延長申請中は免許が切れないとして、計7回もの補足説明を要求し判断を先送りにしてきました。

 しかし8月3日、唐突に埋め立て免許は延長されました。村岡嗣政知事はその理由を「不許可にするのは違法な判断」、「上関原発に係る重要電源開発地点指定は引き続き有効であり、事情の変化がない限り、解除することは考えていない」という国の見解が補足説明に記されていたからと説明しました。

 

 しかし、県知事の役目は県民の生活や暮らし、命を守ることが仕事です。祝島島民が30年以上訴えてきたことが、福島原発の事故を引き起こしても分かってもらえないのでしょうか。瀬戸内海を豊かにしている海、生活の糧である海を埋め立てないで下さいという願いも。この声は、もはや全国に広がっていることを。

 「免許の交付者は知事です。免許を不許可にするのは知事の政治的判断です!」集会にかけつけてくれた県議は県庁に向かって言いました。

 

全国から集まった6つの市民団体が県に上関原発建設の中止を求めて、申し入れをしました。知事に直接手渡せるように県議会議員を通して要望しましたが、山口県の団体ではないので対応しないという返答で、代理の人がこの場所で受け取ることになりました。

 「もし事故を起こしたら私たちが住んでいるところも放射能は降り注ぎます。そのとき私たちが育ててる野菜は?生活はどうなりますか?上関原発は山口県だけの問題じゃないです。ここまで来て、そんな風に言われるのは残念です」広島から申し入れに来た女性が言いました。

申し入れ書を手渡したあと、みんなでこれからも原発建設白紙撤回まで頑張ろう!と「エイエイオー!」の掛け声で県庁前の集会を後にし、裁判所へと移動しました。

 

 裁判所の前に着いたら門前集会をしました。6年8ヵ月続いてきたSLAPP訴訟が今日、終わりを迎えることができそうなこと報告し、見守ってくださいと支援者の方たちにお願いをして、裁判所の中に入っていきました。支援者たちの送る拍手はとても大きく熱気のあるものでした。

 今回も進行協議になるので傍聴はできません。支援者たちは裁判の行方を門前で待ちました。被告の4人と弁護団が帰ってくるまで、このSLAPP訴訟の応援団長をしてくれている詩人のアーサー・ビナードさんや支援者たちのスピーチを開いていました。山口地裁の周辺は大勢の人で盛り上がりをみせました。

  約40分後、4人と弁護団が裁判所から出てきました。「勝利的和解です!」そのことが分かると大きな拍手がわき上がりました。4人にはお疲れ様でしたの意味を込めて花束が贈られました。

 弁護団長から「4人がSLAPPから解放されたことを確認してきました。」と報告がありました。被告の一人だった清水さんは「勝訴より強い和解だったと思います。これからはこの裁判をバネにして上関原発白紙撤回まで皆さんと一緒に頑張ります!有難うございました!」と力強く語りました。

(記者などの報道陣に取材を受ける清水敏保さん)

(会場は支援者や記者の方々で満員になりました。)

 その後は報告集会に移りました。弁護士の方たちから今までの裁判の経過を説明して頂き、和解内容の説明をして頂きました。内容を簡単に説明させてもらうと「中国電力は損害賠償請求を破棄する。4人は法律上にのっとていれば表現の自由が守られる。違法な行為をした場合、連帯して1日100万の支払いが生じる」というものです。(詳しく書くととても長くなりますので、別のところに記載しようと思います。)

 中国電力はSLAPP訴訟で4人の反対運動の気力を奪うこと、つまり反対する人たちの声を押しつぶすこと目的でしたが、4人は信念をもって戦い抜いたこと。そしてそれを応援する支援者の輪が広がり続け、反対する声が逆に大きくなっていった。これが、今回この結果につながったのではと弁護士の方からの見解でした。

そして、SLAPP訴訟を闘った4人から一人ずつ話してもらいました。

 清水敏保さんは「皆さんの支援のおかげで今日の日が迎えられたことを、本当に感謝しています。ありがとうございます。こういう結果で終えられるとは思ってもいませんでした。みなさんの支援があっていい結果になるかもしれないと思えるようになりました。今はまだ国も県も中国電力も上関原発をあきらめていません。これからは皆さんと一緒に白紙撤回させたいと思います。それに専念していきたいと思いますので皆さん一緒に頑張りましょう!」

 橋本久男さんは「この長い間ずっと支えてくれて有難うございました。皆さんの支えがなかったら今日こういった会は開かれてなかったと思います。県知事がああいう免許を出したのですけども、これからは気を引き締めて皆さんとともに闘っていきたいと思います。これからもよろしくお願いします。」と感謝の気持ちと反対運動の変わらない姿勢を語りました。

 原康司さんは感謝の気持ちや裁判の感想を話した後に

「仮に原発を建てないとしても必ず埋立をやってくると思います。各地の原発をみても何もない埋め立て地はたくさんあるし、少しでもお金になることならやってくると思います。・・略・・、これからは攻めないといけないのではと思います。祝島頑張れ、誰頑張れではなく、俺頑張れよと。

 俺が頑張るんだ。俺が何をするんだ。俺が何を立ち上がってできるのかを考えてやらないといけないと思ってます。そうなると、こういうSLAPPで中心メンバーを抑えればいいという状況ではなくなってくる。そうなったときに埋立も終わるし、原発も終わるのではないかと思います。」とこれからの運動について話しました。

 岡田和樹さんは感謝と全国のSLAPP訴訟の状況などは話して「自分たちの生活や暮らしを守ることが僕らのやってきたことです。それは当たり前に権力でつぶされるものではないし、現地では暴力とお金と最後には司法を使って、住民の人たちを押さえつけようとやってきましたが、僕たちはどこにも屈してません。この勢いを原発の白紙撤回する力に変えて頑張っていきたいと思います。これからもよろしくお願いします。」と最後の言葉をしめました。

 弁護士の方々、支援者の方々のコメントも頂き、質疑応答が終わってから、弁護団と4人から県知事が埋立免許を出したことについて撤回するように求める抗議を申し入れをすることを報告。会場にいる全員から賛同を得て、申し入れをすることが決まりました。これからも頑張るぞと掛け声で報告集会を終えました。

6年8ヵ月の闘いが終わりました。本当にお疲れ様でした。

8月30日 和解の見通し

SLAPP訴訟を起こされて約6年半以上になりました。何度も進行協議を重ねる中で、和解の見通しがたったようです。今回も進行協議になるので、傍聴することはできないのですが、このSLAPP訴訟の行方を見守るために裁判所へ応援に来てください。今回、裁判終了後に弁護団による報告集会も開く予定です。よろしくお願いします!

現在の状況

SLAPP訴訟を受けた4人の証人尋問を終え、中国電力側が証人尋問を行う予定でした。しかし、11月4日に裁判官が和解案を持ち掛け、現在は被告側、原告側、裁判官のみで行われる進行協議中に予定が変更されました。


和解案の内容は公にしないようにと弁護士から伝えられていて、残念ながら詳細を知ることはできませんが、訴訟を受けた4人が進行協議で求めているのは、表現の自由、抗議の正当性を認められた上で、SLAPP訴訟を取り下げることです。


進行協議でそういった要望を出して、今は中電の弁護士が持ち帰って中電と検討している模様です。


そしてまた1月中に進行協議が行われるのですが、非公開に行われるので、傍聴はありません。


傍聴に応援に駆けつけていただくことは、しばらく時間が空くかもしれませんが、裁判が再開した時にはまたご協力をお願いいたします。

海と山への感謝祭(スラップ裁判チャリティー)10月11日

 10・11「海と山への感謝祭」in山口 参加無料
  スラップ裁判チャリティーイベント!!
 祝島の見える海辺で開催。被告4人とも集合します。

◎歌・演奏(内田ボブ&ナーガ他)・裁判経過説明など
◎物販:祝島物産・陶器・木工・雑貨・パン・菓子・マレーシア料理・農産物など、約20店舗ものブースがそろいます。売り上げの一部が4人の裁判のカンパになります。


被告側の証人尋問を終えて、原告側の証人尋問を行う予定だったのですが、裁判官から和解案を示してこようとしています。そして11月4日の判が進行協議に変更になりました。


現在の4人の状況を、本人たちから話して頂くことになりました。歌や演奏を交えて、皆さんと交流しましょう!


 主催:海と山への感謝祭実行委員会

6月10日 裁判報告 証人尋問

 今回は清水敏保さんと原浩司さんの二人が証人尋問をされました。この裁判では初めてのことです。前半と後半で休憩を10分はさんで、約一時間ずつ清水さん、原さんの順で行われました。

 

 尋問される人は裁判所の真ん中に立ち、裁判官の方を向きます。そして嘘や記憶にないことを証言しないように宣誓して証人尋問が始まります。

 

 初めは自分の弁護士の質問に答えて証言する主尋問を40分ほどしました。「仕事は何をしていますか?」という質問から「原発建設はどのような影響を及ぼすとお考えですか?」「この写真であなたは何をしていますか?」と中国電力が工事の妨害したと主張している証拠写真を指定して質問したりしました。いくつもの質問をとおして清水さん、原さんは自分たちの想いと行動を証言していきました。


 主尋問を終えて、次は中国電力の弁護士からの反対尋問が始まりました。清水さんに対しては「この写真は船にカヤックを乗せていますが、あなたが乗せたのですか?」原さんには「この写真は橋本さんの船に乗っていますが、一緒に行動していましたか?」「(当日現場での)行動範囲が広いのは何故ですか?」「「連絡を取り合っていましたか?」など、4人が共謀してやったこととするための尋問が主でした。


 それに対しては「当日現場に集まった人間は、全国から個人の考えで集まってきた人たちで、それぞれの判断で行動していた」と答えました。


 岡田さんが抗議中に中国電力から暴力を振るわれ、入院する怪我をさせらたことを考慮して、抗議行動をしていたと証言した原さんには「工事をすると通知したのに、それは工事中に入ってはいけないという意味だと読み取れなかったのですか?」「近づくから危険なのではないですか?」と尋問されました。


 「それまでは警察の人が間に入って、話し合いをしようということで平穏にやってきた。でもあの日は警察も中国電力も姿を見せなかった。危険な作業を強行されたのは、あなたたちの配慮不足です」と感情を込めて答えました。


 裁判官からも陳述書の内容からの質問と写真の内容についての質問もありました。そして20分程の反対尋問が終わり、今回の裁判が終了しました。

12月10日 裁判報告

 今回の裁判は進行協議ということで、被告と原告と裁判官と弁護士で、非公開で今後の裁判の話し合いが行われました。

 

傍聴者は法廷には入りましたが、裁判の開始すぐに「進行協議を行います」とういう裁判官の言葉しか聞くことができませんでした。

 

互いの主張を出し終えたところで判決までいくのではないかと思いましたが、弁護団の報告集会で聞いたのは、判決にいくまではまだ時間がかかるということでした。

 

この結果を受けて、どうやって裁判を闘っていくのか改めて考えなくてはいけない状況です。

 

(裁判所前でスラップ裁判の不当性を訴える市民)

(裁判後の報告集会、弁護団と被告)

(報告集会に集まった人々)

(中国電力の筆頭株主であり、上関原発の海埋め立て工事の免許を出している山口県庁前で、自然や人々を守るように声をあげている)

 

 裁判後には、中電の筆頭株主で原発建設の役目を担っている山口県庁にも、その責任を問うために県庁の中で、原発や住民を弾圧しているスラップ裁判という問題に関心を持っていることを行動として示していく動きがあります。色々なやり方で、このスラップ裁判という認識を多くの人に知らせていくことが大切だと思います。

 

人々の関心が大きくなることで、裁判の行方を左右してくると思います。

 

報告集会では「私たちは一歩も引かずに、最後まで闘います。これからもご支援よろしくお願いします。」と被告4人の決意を聞きました。

11月23日「全国スラップ訴訟止めよう!シンポジウム」

 早稲田大学の会場でスラップ裁判と闘っている、高江ヘリパッドいらない住民の会、経産省前テント広場、上関原発を建てさせない祝島島民の会、放射能汚染の瓦礫焼却に抗議した、池多を守る会など人たちの現地報告がありました。

 

 「スラップ裁判とは何か」というフリージャーナリストでスラップ裁判の被害者でもあった烏賀陽弘道さんによる基調講演も開きました。

 

 スラップ裁判で闘っている人たちが、同じ場に集まってシンポジウムを開くのは初めてのことでした。今はまだ弁護士や裁判官でさえ「スラップ」という言葉は浸透していません。アメリカの50州のうち26州がスラップ裁判を抑止する法律があります。

 スラップ訴訟の被害者を増やさないためにも、こういった訴訟の存在を知ってもらい、これを抑止する法律の制定に向けて動きを考えていきたいということを、今回のシンポジウムに参加したスラップと闘っている人たちの共通認識として確認できました。

 協力し合えるつながりが生まれたシンポジウムになったと思います。

10月1日 裁判の報告

第13回口頭弁論が行われました。傍聴には約80人くらいの方が来られていました。

 

今回の裁判も、いつも通り5分ほどで終わってしまいました。

 

前回から用意してきた被告側の意見陳述に対して、何か異論はありませんか?という裁判官から中国電力の弁護士の質問に、「もうこちらの主張していて、被告の意見陳述の内容は毎回同じ」という返事でした。それに対して裁判官が「ということはこれ以上はありませんね」という確認をしました。

 

彼らが共謀して妨害を行ったというのはどうやって説明するつもりですか?との質問に対して「もうすでに証明していると思う」との返事。

 

(現場にいた日もいた場所も全然違うのに、彼ら4人に対して4800万円の損害賠償請求するのは、彼らが共謀して妨害を行ったからと中国電力は主張している)

 

損害が出たという理由をもっと詳しく説明してください。ということを機材や人材にどれほどかかったなど裁判官から具体的に指摘されていました。そんな指摘を裁判が始まって4年目に、されていることも普通ではありえないことです。

 

「検討しておきます」中国電力の弁護士はこの一言しかいいませんでした。

 

最後に裁判官が中国電力の弁護士に対して「(この裁判の)解決策というものは何かないか、それを次回までに考えて来てください。」

 

裁判官と原告と被告だけによる話し合いが行われることになりました。

 

そして次回の日程を12月10日の午後2時に決め、この日の裁判は終わりました。

 

(裁判の後の報告集会)

今回の裁判の流れの説明を弁護団の方たちからしてもらいました。

 

今回からも分かるように、中国電力は裁判をまともにやる気がありません。現場にいた人さえ裁判に出てきていません。損害賠償を請求しているのに、その証明も4年目になるのにしていなく、これからも証明するつもりがないことも分かります。

 

中国電力は損害賠償を請求するのが一番の目的ではなく、市民を裁判にかけて労力をかけたり、金銭面で負担をかけて、その市民の声を押しつぶすことを目的としたSLAPP裁判だということ。

 

今回の報告会には、沖縄の高江でヘリパッドの建設に反対している住民の方たちが、国から訴えられて、SLAPP裁判が同じようにおこなわれていることを話してもらいました。

 

市民の意思を表現させることを妨害するSLAPP裁判を止めるために、この現状を多く人に知って欲しいと感じました。

 

 

7月のスケジュール

7月17日

山口地裁にて第12回口頭弁論を行いました。

SLAPP訴訟を起こされから3年7か月が経って、未だに原告の中国電力は、損害の根拠と証拠を明確にしていません。今回も、裁判官が中国電力に資料の提出の確認しました。しかし、裁判官などに求められたりしなければ、これ以上の資料の提出はしないとのことでした。

 

今回も100人以上の方が傍聴のため、山口地裁まで来てくださいました。

ホームページ作成協力

 

写真・映像提供 東条雅之 

スナメリチャンネルより

 

中国電力スラップ訴訟止めよう会

 

制作者 岡本直也(祝島在住)